アクティブラーニング、その本質とは異なるとはいえ、学習課題を用意してグループで対話的に課題解決をしていく、というスタイルの授業が増えてきました。
もちろん、良い学習効果もたくさんあります。
しかし、万能かといえば、そんなことはないようです。
まず、話し合いがそもそも苦手、という子どもにとって、グループワークはとても不安な学習場面でしょう。
内省するタイプの子どもも、ガヤガヤやるよりは、ひとりでじっくりと考えた方がより深まるでしょう。
理解度が低い、でも社交性は高いという子どもは、学習課題の意味はわけがわからないけど、ウケる〜とかいいながら教師をおちょくって遊ぶ時間になるかもしれません。
アクティブラーニングは、ただグループワークをすればいいものじゃない!と早めに火を消した理由も分かる気がします。
ただ学校現場によっては誤解の渦中に放り込まれた感もあります。
私はグループワークもよいと思います。ただグループワークからはみ出てしまう子どもへの支援をセットにしなければならないかなと。