マーケティングとしての特別支援教育

特別支援教育でご飯を食べている人はたくさんいます。わたしを含めて。

それにしても「特別支援教育」はいいネーミングでした。
その前は「心障教育」とか「特殊教育」とかいっていたのに。これはよくないネーミングでしたね。

響かないネーミングといえば、最近では、「合理的配慮」です。もう5年以上経つのに浸透しないどころか、マーケティング的にはそんなのあったなあ扱いです。

あと、「ギフテッド」なんかはもっと注目されてもいい存在ですが、やはりネーミングが日本人受けしないのでしょう。
「チャレンジド」「限局性学習症」なんかもそうですね。ガ行、ダ行はかわいさ、知的さがないからですかね。

「授業のユニバーサルデザイン」「ビジョントレーニング」あたりはとっつきやすい印象を与えるネーミングです。ちょっとマニア受けします。

勝ち組ネーミングは「mim」「リタリコ」ですね。見事に商業ベースにのっています。かわいさ、知的さを演出しているからでしょう。

ネーミング、すなわち概念作りです。
人が「この言葉を使いたい」という気持ちになるかどうか、マーケティングの視点が
意外と必要です。