機能美と装飾美と授業UD

授業UDは、授業の本質論です。

そもそもこの授業で大切にしたいところは何かを明確にすること。
そして、どのようにしたらその本質を子どもたちに伝えたり、考えさせたりすることができるかを「授業」というカタチでデザインすること。これが、大きな柱でしょう。

そう考えると、「授業」の機能としての美しさ、すなわち「授業の機能美」を追求する営みなのです。

一方で、学校現場で評価されるのは、いかに子どもたちにとって楽しい授業にするか、保護者や同僚が見てすごいねって言っていただける授業を作るかだと思います。「授業の装飾美」の方です。

機能美も装飾美も兼ね備えている、そのような授業が、理想なのでしょう。





「連携」がなぜ難しいのか。費用対効果の側面から見てみると、わかりやすいです。

例えば、外部の人材に、1時間の支援を依頼するとしましょう。

「1時間来てください!」「はい、わかりました」
これで済むなら、費用対効果がよい、といえます。


しかし、1時間来ていただくのに、
校内の日程調整
支援者との日程調整
依頼書の発行
事前資料の作成
当日の案内、接待
会計処理
事後処理

このように実際にはたくさんの段取りと労力がかかります。これらにかかる時間と労力、費用は結構なものになります。


つまり、「連携」を進めていくためのひとつのポイントとして、この費用対効果を見直していくことが必要です。