一億総他責社会
片田珠美 イースト・プレス 2019年
P25 怒りの「置き換え」
代わりの他のものに感情をぶつけて、それによって心のバランスをとろうとする
P35 「自分は理不尽な目に遭い、辛い思いをした」という被害者意識が強いほど、自分と同じような体験を他人に味わわせようとする
P72 ”内なる悪”を否認するために、同じ”悪”を他人に見出すために、激しく攻撃する防衛メカニズム
EX 不倫願望を胸中に秘めていたりする人ほど、他人の不倫を激しく非難
P89 特にやりたいことをやれなかったり、我慢しなければならなかったりして、欲求不満にさいなまされている人ほど、「他者の享楽」を目の当たりにすると、怒りと反感を覚えて、嫌悪をする
P129 必要がなければ、想像力を働かせるという面倒くさいことはしないのが、人間という生き物だ
↓
特権的な地位にいて、少々のことは許される立場であれば、そんなことを気にする必要はない
P166 自己愛が強いほど、自分には能力がなかったとも、努力が足りなかったとも思いたくない
P181 従来型うつ・・・自責的
新型うつ・・・他責的