エンカウンターでいじめ対応が変わる

エンカウンターでいじめ対応が変わる

住本克彦(編) 図書文化社 2019

 

P15 「ねばならない」「どうせ」に囚われた子ども達は、「ありたい自分に向かってどう生きるか」という未来志向の考えを持つことができない

 

P16 「まるごと受け入れる」と反対のあり方

→「さすが〇〇さん、それに比べて△△は・・・」

「そんなことだから、いつもダメなんだよ」

10点中3点だな」

 

P17 いじめ被害者に対しては、その辛い気持ちを、その子の身になって「わかろう」という姿勢で聴く

「このくらいよくあること」という言葉は出てこなくなる

 

P34 いじめの発生しやすい時期

1学期は、6月と7

2学期は、9月と10

 

P37 いじめを完全に無くすことは難しい

→しかし、減らすことは可能

 

P59 いじめを「見立てる力」

・複眼の見立て・・・誰が診断や、見立てを行うのか

・重層的な見立て・・・学級風土、仲間関係、学校や地域の特性

 

P85 いじめ防止教育で大切なのは「教師の本気度」

 

P154 特別な支援を要する子どもたちにとっても、いじめは大きな問題であり、二次障害を防ぐ観点からも真摯な取り組みが必要

 

P176 非行問題やいじめ問題を繰り返す青少年

「どうせ俺のことなんか」

「誰も自分のことをわかってくれない」

自己存在感の低さ、言葉かけ不足、愛情不足

 

P183 「いじめのない仲の良い学級を作りたい」という教師の思いが、「みんな同じでなければならない」という学級の画一化を招いていないか