学校弁護士 スクールロイヤーが見た教育現場

学校弁護士 スクールロイヤーが見た教育現場

神内聡 角川書店 2020

33 「能力に応じて」扱う「教育」と、「等しく」扱う「法律」は、本質的に相容れないもの

 

53 ネットいじめは、「いじめの四層構造」(加害者、煽る周囲者、傍観者、被害者)という、いじめの構造を理解する従来のモデルでは理解が難しい

 

59 いじめでは、「子ども」と「保護者」は多くの場合、利害が一致しない

 

77 虐待は一時的には教育問題ではなく、福祉問題であり、家庭の問題

 

85 虐待対応は、本質的にはスクールロイヤーの業務ではない

2016年児童福祉法の改正

虐待対応を担う児童相談所には、すでに弁護士が必ず配置されている

→児相弁護士

 

106 アメリカのホームスクーリングの需要のほとんどは、地理的要因や家庭の宗教的要因

 

152 スクールロイヤーが保護者対応に関わる場合、

①学校に今後どのような経過をたどるのかの「見立て」を示すこと

②保護者に「考えさせる」方法

EX 「あなたが教師だったらどう対応しますか?」

③保護者に弁護士に相談するように促す

 

169 学校教育法施行規則70

中高では生徒指導を専門とする、生徒指導主事を必ず置く