身体的生活 医師が教える身体感覚の高め方
佐藤祐介 晶文社 2020年
29 フロー理論
・ポジティブ心理学に位置づく
・提唱者 チクセントミハイ
「人生を意味あるものとして構築するために必要な要素は何か?」を明らかにする過程で、フロー理論を提唱。
33 フロートとは、行動の対象に深く没入した状態。
人間がレベルの高いパフォーマンスを行っている時に見られる。
53 試合の勝ち負け、スコア、採点結果など、大きなアウトプットでしかパフォーマンスを評価できないタイプの人は、結果だけにこだわりがちで、行為そのものに集中できなくなってしまう。
58 フロー状態で行ったパフォーマンス
・細かい点まで説明することができる。
・「気がついたら全てが終わっていた」
63 フロー状態
人間の情報処理能力が最大限近くまで発揮され、そのほとんどが、一つの活動に注がれている状態
66 ポイントは、実際にその場を自分が統制(コントロール)しているかどうかではなく、自分がその場で将来起こり得ることを「完全にコントロールできる」という感覚を抱いている、ということ
81 ゾーン
フロー状態とほぼ同じ心理状態を指す
98 「絶体絶命のピンチを気迫あるピッチングで乗り切った〇〇選手」
精神力があるからピンチを乗り切れた」わけではなく、「体力があるから、精神力が安定して、困難を乗り越えるパフォーマンスにつながった」
123 自己目的的人間 byチクセントミハイ
社会的な評価ではなく、自分自身の中に行動の目的と喜びを見出すことのできる人間。