その生きづらさ、発達性トラウマ? ポリヴェーガル理論で考える解放のヒント
花丘ちぐさ 春秋社 2020年
11 発達性トラウマ
子どもの成長の過程で起きてくるトラウマ
66 副交感神経系に2つの働き
・背側迷走神経系:消化や休息
・腹側迷走神経系:仲間と交わる
74 ニューロセプション
なんとなく身体全体で感じるもの
EX 「ハラの虫がおさまらない」「腑に落ちる」
86 腹側迷走神経系の調整不全により起きてくる問題
・「自分は根源的に価値のない存在だ」
・人とうまくやることができない
・健康が損なわれる
89 EX 友達がふざけてランドセルを叩いてきた
→腹側迷走神経系が健全に機能していれば、相手がふざけているのだということが理解できる
93 発達性トラウマを抱えたクライアントの多くが、「セックスが楽しめない」「感じたふりをしている」
↓
人と一緒にいてリラックスすることを可能にする
腹側迷走神経系がうまく発達していない
105 性格が暗い、明るい、怒りっぽい、やさしい
→それらは性格というよりは、神経系の反応のパターンであると考える方が自然でスムーズ
118 迷走神経
・内臓の感覚を脳に伝える神経繊維の量が80%
・脳から内臓に情報を伝える神経線維が20%
↓
内臓からの情報が多い
↓
「ソマティック」なアプローチ、身体に働きかけて神経系に変化を起こさせていくことが効果的
179 魚屋で「キュウリを売ってくれ」と言っても無理なように、防衛反応しか持たない親から愛をもらうのはとても難しい。