学習評価

学習評価

田村学 東洋館出版社 2021

 

46 構造化された知識の類型

・宣言的知識の構造化(ネットワーク):知識

「〇〇は△△である」

 

・手続き的知識の構造化(パターン):技能

EX 自転車の乗り方

 

・宣言的知識と手続き的知識の構造化(ハイブリッド)

「思考力、判断力、表現力等」

 

・宣言的知識と手続き的知識と非認知系の知識の構造化(ニューラル)

「学びに向かう力、人間性等」

 

62 

・総括のための評価は、「評定のための評価」

・形成的評価は、「指導のための評価」

この両者が混同されると

「全ての時間の評価は、本当に実施できるのだろうか」

「毎時間の授業での評価は、行わなくてよいのだろうか」

 

73 学習指導要領に示された内容の文末を「~している」と変換することで、「内容のまとまりごとの評価規準」を作成することができる

 

79 「見取り」とは、子どもの学びを捉え、解釈する教師の行為

 

80 「評価」は、確かな見取りを基盤に、評価規準に対する学習状況を見定める教師の行為

 

101 子供の事実を基に、見えにくい資質・能力がどのような状態になっているかを推論していく。

 

127 学習評価において、妥当性と信頼性を保つためには、学習指導要領に基づいて評価規準を設定し、実施することが欠かせない。

 

132 評価規準の表現様式

「~について、~において、(学習対象・学習活動・学習場面)

 ~しながら、~して(資質・能力の主要部分)

 ~している(子供の行為)」

 

140 「知識・技能」

・「〇〇は、△△であることに気づいている」

△△は概念的知識

 

・「〇〇は、△△であり、□□であることに気づいている」

△△は宣言的知識、□□は概念的知識

 

147 「思考・判断・表現」

「〇〇について(おいて)、△△しながら(して)、□□している」

△△は手続き的知識

 

149 「おもちゃを改良する方法について、真剣に考えている」

「おもちゃを改良する方法について、友達のおもちゃと比べたり、動きの原因を見つけるたりしながら、おもちゃを改良する方法をアイディアシートに書き込んでいる」

 

161 主体的に学習に取り組む態度

「野菜の栽培に主体的に取り組もうとしている」

「栽培活動において、互いの良さを発揮し、友達と力を合わせながら野菜の世話をしようとしている。」