多様な社会はなぜ難しいか 日本の「ダイバーシティ進化論」

多様な社会はなぜ難しいか 日本の「ダイバーシティ進化論」

水無田気流 日経BP  2021

 

1 日本で「ダイバーシティ」は難しい

→邦訳の「多様性」と温度差がある

 

53 今日の日本では、主としてダイバーシティは「ダイバーシティ・マネジメント」の意味で使用されることが多い。

 

113 LGBTの権利を認めることは、「一部の特殊な人たち」の「極端な主張」を認めることではなく、社会のすべての成員に家族やパートナーシップの多様性を認めることと地続きだ。

 

259 利害すり合わせ型の日本型政治は意思決定の多様性でも極めて相性が悪い

 

271 ダイバーシティは万能薬ではない

推進するためには相応のコストがかかる割には、その具体的な「成果」は見えにくい

 

276 ダイバーシティの浸透を目指すとは、誰もが声を上げる自由を保障することでもある

 

284 強い経済よりも、幸福のための経済に向けた可能性

 

→「ワークライフバランス」も「ダイバーシティ」も幸福のための経済を志向する